和歌山県租税教育推進連絡協議会

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税について学習しよう 税とは?財政とは?

税とは?

私たちの日々のくらしは、例えば、電車に乗ったり、お店で物を買ったりなどのさまざまなサービスを消費することによってなりたっています。しかし、このサービスは、個人や企業などの民間の活動により提供されるものだけでは、十分ではありません。

たとえば、毎日利用している水道や道路などの社会資本(多くの人々が共有して利用する施設や設備等)を整備すること、災害や犯罪から生命や財産を守ることなどは、私たちが豊かで安心して暮らしていくために不可欠です。これらについては、民間の活動だけでは解決できない部分が多いため、私たちは、国や地方公共団体(県や市町村)から公共サービスという形で提供を受けています。

このように、国や地方公共団体は、私たちのくらしを支えるさまざまな活動を行っていますが、それにはたくさんの費用がかかります。

私たちは、この費用を「税金」という形で負担しています。

「税金」は、私たちが社会の一員として生活していくために負担しなければならない一種の会費のようなものということができます。

税金とのかかわり

児童・生徒の皆さんも、税金とは色々なところでかかわっています。私たちが、健康で豊かな生活を送るために、国や都道府県、市町村はさまざまな活動や事業を行っています。それらに必要な費用をまかなっているのが税金です。

こんなに税金とかかわっています

財政とは?

財政とは、国や地方公共団体が、公共サービスのために必要なお金を集めたり、支払ったりする経済活動のことで、財政に必要なお金の多くは「税金」として集められます。

財政
この財政には、3つの大きな働きがあります。

①公共サービス・公共施設の提供
学校、病院、公園、道路などの公共施設の整備や、社会保障、消防、家庭からでるごみの回収や処理など、地域に均等に公共サービスや公共施設を提供する(資源を配分する)働きがあります。

②所得の再分配
所得税などでは、所得の多い人ほど税率が高くなる累進課税制度をとっています。この制度には、所得の開きを縮める働きがあります。 また、歳出面(国や地方公共団体の支出)でも、社会保障の支出を通じて、所得の少ない人の生活を助け、国民間の所得の開きを縮める(所得を再分配する)働きがあります。

③景気の調整
景気が良い時には、会社や個人の所得が伸び、税負担が増えるので、景気の過熱にブレーキがかかります。また、景気が悪い時には、所得が伸びないので税の負担が減り、景気の落ち込みをゆるめます。 また、歳出面でも公共事業を増やすなどの方法をとることにより、景気を良くすることができます。

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