三前 遥愛
私は先日、租税教室を受けました。私自身が納めている税は消費税です。お菓子を買いに行ったり、服や文房具を買う時にも消費税を払っています。私が払う消費税が、私達の地域や社会の役に立っているのだと思うと、少し誇らしい気持ちになりました。
納める税金にもたくさんの種類があり、所得税・法人税・市町村税・消費税・健康保険など、まだまだたくさんの税の種類があるとわかりました。この税金が警察や消防、ゴミ収集、福祉、学校、公園、道路などのたくさんの公共サービス、公共施設に使われています。私達が普段、当たり前のように利用したり、お世話になっているサービスや施設を、私達国民が「税金」という形で負担し、公平に分かち合い支え合っていると分かりました。私達が過ごしている何気ない毎日が、快適でいられるのは、この税金のおかげだと深く考えさせられました。
そして、今回調べた中で一番印象に残った事が、社会保障費の医療費についてです。私達が風邪を引いたり、ケガをすると、すぐに病院で診察を受けることができます。それは、国民医療費によって本人の負担が少なくて済むからです。もし税金、医療費がなくて病院を受診すると、今の何倍ものお金がかかってしまいます。そして、難しい手術や長期入院の場合でも、高額医療費制度のおかげで、高額な医療費になった場合でも、申請すると費用の一部が戻ってきます。また子供には医療費助成制度があります。私の住んでいるみなべ町では、高校生まで医療費が無料です。小さい頃は、よく病気やケガをするので、父も母もこの制度は本当にありがたいと言っています。
世界では、日本のように社会保障が充実している国ばかりではありませんでした。例えばアメリカです。アメリカでは健康保険の加入が自由となっているので、無保険だと高いお金を払わないと病気を治療できず、病院に行けない人もたくさんいるそうです。病気でしんどい時に、病院で診てもらえないのは、本当につらい事だと思います。今回調べてみて、本当に税金は欠かせないものだと改めて感じました。
さまざまな税金が、私達の生活を支えてくれていて、私達が普段、「当たり前」に感じている事が、実は税金のおかげだと気付くことが出来ました。大人になると私も社会の一員として、税を支える立場になります。その時は、税が社会を支える大切な柱であることを忘れず、責任を持って納税したいと思います。そして税金によって、日本を今よりも、もっと暮らしやすい社会にしていきたいです。
