東浦 葵
税と聞いてそんなものなくなってほしいと思っている人は多くいると思います。ですが、税で救われる命があることを知っていますか。私の父は、税によって救われました。この作文を通して税が人の命を助けることができることを知ってもらいたいと思います。
今から書くことは私の祖母から聞いた話です。１４年前の私が生まれて数カ月の日のことです。前夜に降った雪で道路が凍り、朝仕事に行く途中堤防のカーブでタイヤがすべり約１０ｍ下のグラウンドに回転しながら落ちたそうです。そのグラウンドでは、練習のため少年野球の子供達・その保護者・指導者が来ていました。日曜日の朝だったのにもかかわらず人がいたことを幸いに父はひとまず命をとりとめました。父は頭・首・腕・手・足と身体中骨折する大事故をしました。保護者のうちの一人のお父さんが救急隊員であったため救急ヘリを要請してくれたそうです。県立和歌山医科大学に救急搬送された父は、普通であれば助からなかった命を救ってもらいました。ヘリに乗っていた救命医の方・救急救命センターのお医者さん・看護師の方々のおかげだと思います。父の命が助かったのは確かに奇跡だと思います。ですが、裏では税によって助けられていることが分かりますか。もし、税がなかったら救急ヘリのとき手続きやら色々しなくてはいけません。手続きをしている間に亡くなってしまうかもしれません。税があるから私たちは、事故を起こしたとき救急ヘリがすぐに来てくれるのです。父がもし助かっていなかったら私は妹と出会えていません。そして、私はそのときはまだ赤ちゃんだったため父のことも分かりません。税のことを悪く考えてしまう人も多いですが、私は税があって心からよかったと思います。私の父には、二つの誕生日があります。一つ目は生まれた日・二つ目は、大事故から助かった日です。なので、父の誕生日は二つあります。
私は、税の良さを最初は分かりませんでした。しかし、今は税の良さがわかります。税というのは父の命を救ってくれたものだと思っています。父が生きていてくれて本当によかったと思います。妹と出会えたのも父が助かったからだと思います。父を助けてくれた人達には感謝しかないです。命の恩人だと思います。この作文で税によって救える命があることが分かったと思います。私は日本の人が少しずつでも良いので税の良さについて分かり合えるようになることを願っています。そして、税が国民の一人一人のために有効に使われることを願っています。
