和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県知事賞
「税の助け」
由良町立由良中学校 1年
山本 夢乃

「なぜ税金があるのだろう。」買い物をするたびに考えていました。たったの10パーセントでも働いていない私達にとっては大きな10パーセントなのです。

この税金をくわしく知ったのはおよそ四年前でした。私が欠神てんかんと言う病気になっていた頃です。調べたところ欠神てんかんとはボーっとなり今までしていた動作を止め、呼びかけても応答がなくなる発作だそうです。半年に一回脳波の検査や一ヶ月に一回診察があったり、毎日8歳~11歳までてんかんの薬を飲んだり、つらい日々を送っていました。ふと私はこう感じました。(お金がすごくかかってしまう。親に迷わくかけてしまう。)と不安な気持ちでいっぱいでしたがお母さんに聞いてみると、 「私達が住んでいる由良町は、医療費が18才まで無料なんや。」
と答えてくれました。私達がなんとなく払っていた税金はこんな所でも使われているんだ。と、びっくりしました。

私は過去に何度も助けられていると聞きました。3歳の時には両耳しん出性中耳炎と言う病気で全身ますいをし、チューブを挿入したり4歳の時には気管支炎で4日間入院したり。でも税金のおかげで手術代も入院代も無料になりました。私は何度も税金に助けられていたのです。

そして医療費以外でも身の回りで税金が使われているそうです。例えば学費や警察費などあらゆる場面で税金が使われているのを知りました。6年生の時には税金で全校生徒一人一人にタブレットをこう入していただき今はタブレットでたくさん勉強する事ができています。

2019年10月消費税8%から10%へと2%あがりました。周りの子たちは、「消費税高くなったな。」「8%のままでいいのに。」など残念な声ばかりでした。でもプラスに考えると、私達みんなが払っているこの税金でたくさんの人を助ける事ができたらいいなと思いました。

私は今回、税金のありがたさを知りました。今までの自分は「なぜ税金があるの?」と不思議に思っていました。でもみんなの協力と助け合いのおかげで私達は知らぬ間に人助けをしている事が分かりました。この事から私の頭には一つのことわざが浮かんできました。それは『ちりも積もれば山となる』です。少しずつみんなで税金をはらっていけばきっと大きな結果がついてくると信じて私は今までもそしてこれからも税金を納めていきたいです。

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