和歌山県租税教育推進連絡協議会

ホーム税に関する作文税に関する中学生の作文一覧 > 中学生の作文表彰作品
和歌山県知事賞
私の住む町 紀美野町
紀美野町立美里中学校 2年
鈴木 歩太

私の住んでいる紀美野町は、耳を澄ませば夜も虫の声が聞こえてくる。星もきれいに見えることもあり、たくさんの人が星を見に紀美野町にやって来る。紀美野町は、良質な野菜が自慢の町だ。そして、とても自然豊かな町だ。そんな紀美野町で、私の身近なところから、ありがたいと感じる税金の使われ方が三つある。

一つ目は、勉強にかかせない教科書だ。私は、人は何もなければ学べないと思う。だから、人が学ぶためには教科書は必ず必要なもので、読んでいておもしろい。そんな教科書が国から無償でプレゼントしてもらえるなんて、幸せなことだと思う。教科書の裏には「この教科書は, これからの日本を担う皆さんへの期待を込め、無償で支給されています。大切に使いましょう。」と、書かれていたので私は大切に使っている。その上、我が紀美野町では、アイパッドを生徒一人一人に配布してくれ、電子黒板も昨年度から教室に配置され、電子機器を使っての授業が多くなり、勉強することが楽しくなった。

二つ目は、無償で給食が食べられることだ。紀美野町の給食はとてもおいしい。転校生も「紀美野町の給食はおいしい。」と言っていたが、確かに見た目も良く、味もとてもおいしい。七夕やクリスマスなどの行事がある時にはデザートが出る。行事がなくても、月に二、三度はあって、いつも給食が楽しみだ。クラスの中では、午前中、「今日の給食何か知ってるか?」などの話題も出てくる。また、給食には和歌山でしか食べられないものも出る。中でも私はくじらの竜田揚げが好きなので、その時はいつも給食の時間が楽しみで待ち遠しい。

三つ目は、医療についてだ。紀美野町は子どもの医療費が高校生まで無料だ。子どもはよくケガをしたり、熱を出したりすると思うので、親としても子としてもこれはありがたいのではないかと思う。私の母は、私が小さい時に、よく脱臼して病院へかけ込むことが多かったが、ありがたいことに、医療費が無料だったので助かったと言っていた。

このように、紀美野町は生活を助けてくれている。最近移住してくる人もいるそうだ。飲食店やコンビニも増えてきて、少しずつ発展してきているので、移住してきてくれる人が増えれば良いと思う。

私は、十年後、二十年後も、素敵な紀美野町であってほしい。先日、「町作りを考える協議会」のチラシを見ると、大人だけでなく学生もボランティアで参加できるように書いてあった。近い将来、自分も参加できることがあれば、我が町紀美野町に貢献できるようになりたいと思う。

また、自分も紀美野町に税金を払えるような立派な大人になって、自分の成長を後押ししてくれた紀美野町に恩返しの納税ができるようになりたい。

税に関する中学生の作文一覧へ戻る