和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県知事賞
私達の暮らしと税金
日高町立日高中学校 1年 高橋 生侃

僕は、税金について興味がなく、考えた事もありませんでした。でも、税金について調べてみると、たくさんの税金がある事が分かりました。

そもそも税金とは何か、なぜ国民が税金を納めなければいけないのか、辞典で探してみました。「国や都道府県、市町村は、僕達が豊かで安心した暮らしが出来るように様々な、公共サービスを行い、これらの公共サービスを行うために必要な費用は、国民が納めている税金によって、まかなわれている」という事が分かりました。

僕の知っている税金としては、消費税だけでしたが、身近にある税金としては、今、僕が住んでいる家にも税金がかかっていました。それは、固定資産税です。僕は、温泉が大好きなのでよく行きますが、温泉に入るだけでも、入湯税がかかっていたのです。働いて頂く給料にも、税金を納めなければいけないのです。又、車を持っているだけでも、税金がかかっていたり、他にも、五十種類の税金があったと言う事に驚きました。

最近、田舎に住んでいる祖父の家に行きました。そこは、過疎化が進んでおり、若者の定住者を求めて、村営住宅がたくさん建っています。それにも、村の税金でまかなわれていたり、交通の便では、コミュニティーバスという小さなバスも税金で運営されています。車を運転出来ないお年寄りにとっては、大変ありがたい事だと思いました。又、僕達の暮らしや安全を守る消防士、警察官などの給料は、税金でまかなわれて、この国の治安が保たれていたのです。今、僕の通っている町立中学校も税金が使われ、例えば、校舎や机、椅子など学校での勉強が快適に出来る環境を整えてくれているのです。医療の面で、自己負担が少なくてすむのも、みんな納める税金でまかなわれている事は、とてもありがたい事だと思いました。

この様に、僕達の暮らしは、様々な税金で助けられていたのです。もし、この税金がなかったらと考えると、とても不安になりました。

日本では、昔から租庸調という重い税金に悩まされていましたが、時代とともに変化を繰り返し、人々の暮らしに影響を与えてきました。以前は、消費税ゼロパーセントという時代もありましたが、国の借金が増えていき、今では、八パーセントに増税してきました。更に又、十パーセントという政府の考えが出てきているのです。増税しないと国の借金が減りません。でも、国民にとっては、大きな負担となってくるのです。僕にとっては、悪い事か良い事か分かりません。

最後に、国民一人一人が納めた税金を我が国の為に、政府が責任を持って、大切に使って欲しいと思いました。

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