梶川 弥央
ある日、私の姉は小4の時、ある病気にかかり、入院した。
当時小1の私は、社会のしくみなどはよく分からなかった。
だから、私はあとから、日本の医療制度について知った。
そして、今は姉を助けてくれた病院の人たちに、税金に感謝している。
私は日本の税金について国税庁のサイトで調べてみた。
衝撃だった。
税は私が思っていた以上に生活を支えていたからだ。
税は教育費、警察・消防費、ごみ処理費、医療費などに使われている。
その中で興味を持ったのが医療費と経済協力費というものだ。
経済協力費とは、世界で、貧困などで困っている人たちのために使われるものだ。
まず、医療費について調べた。
病気になって、病院で手当てをしてもらうと、お金がかかる。
その金額の一部には、税金が使われているそうだ。
他にも、老後も安心して暮らすためのお金、年金の一部に税金が使われ、介護サービスを利用したときの金額の一部にも、使われているそうで、私たちの健康を守るために税金は使われていた。
次に、経済協力費について調べた。
日本には苦しんでいる人が多くいる国を助けるため、病院をつくるなどの活動をする、政府開発援助・ODAというものがあり、その活動にも税金が使われていた。
私たちが納めた税金は、日本だけでなく世界でも役立っていることが分かった。
こんな風に税金が使われているなんて知らなかった。
私にとって、税金は払うものだったので、すごく感動した。
税金を上げて負担をかけないでほしい、という意見は、私にもすごく分かる。
でも、税金の使われ方を知れば、そうは思わないと私は思う。
このように、税金は私たちの生活を支えるために使われている。
もし、税金がなくなってしまったら、私たちの生活はどうなってしまうのか。
例えば、病院で手当てをしてもらえば、税金があるときと比べれば、ないときの方が私たちに負担がかかってしまう。
そんなことを考えれば、税金は私たちの生活に欠かせないものだ。
姉は近頃までたまに通院していた。
両親の間では医療費が高くて大変だったという会話は聞いたことがなく税金のおかげだと思った。
今はもう通院することはなく、元気に生活している。
税金のことを知って、改めて救ってくれてありがとうと思う。
これは今までの気持ちとはまた違う。
社会のしくみを知った今の私の気持ちだ。
実際に税金のおかげで助かった人は多くいるだろう。
私の納税で世界や日本の人が救われる。
そんな自分なりの考えで、今日も、これからも私は税金に感謝し、納税し続けたい。





