木原 彩結
和歌山県紀の川市に住み、和歌山市の学校に通う私にとって、最近大きな変化がありました。
それは、紀の川市で私たち生徒の昼食の弁当にかかる費用を負担してくれるという制度が始まったことです。
今まで当たり前のようにかかっていた弁当代が一日350円と負担してくれるようになったことで、税金というものが私の生活の中で身近に感じられるようになりました。
さらに、紀の川市は令和5年より通院と入院に係る子ども医療費助成が18歳まで引き上げたことも記憶に新しいです。
税金は、道路や公園の整備、医療や福祉など、社会全体を支える様々な分野に使われています。
その中でも、教育は未来を担う若者にとって最も重要な投資の一つです。
知識を身に付け豊かな心を育む教育は、社会の発展に必要な人材を育成する基盤となっています。
質の高い教育を提供するためには財源が必要です。
この財源の多くは税金によって賄われています。
税金は、学校の設備や教材、公立・県立の学校教師の給与に使われ、学生たちに学習環境を提供することができます。
よって教育への投資は日本の未来のための欠かせないものになるのではないかと思います。
最近のニュースでは、少子高齢化が進む日本において、社会保障費の増大が深刻な問題となっていることが報じられています。
税収が限られている中で、どのようにして社会全体を支えていくのか国民一人ひとりが真剣に考えていかなければならないのだなと思いました。
そのような状況の中で紀の川市が市在住の給食費無償化の対象でない生徒を対象にしたという判断を下したことは、未来への希望を感じさせてくれます。
もちろん財源には限りがあります。
しかし、未来を担う若者への投資は、決して無駄にはならないはずです。
私たちがしっかりと学び成長することで将来社会に貢献することのできる人材となり、税金という形で社会に還元しようと思うからです。
今回の出来事をきっかけに、税金についてももっと深く学びたいと思うようになりました。
税金がどのようにして集められ、どのように使われているのか、社会の仕組み全体を理解することで、より、主体的に社会に参加できるようになるはずです。
そして、将来、納税者となったときには、社会全体を支える一員として責任ある行動を取りたいと思います。
税金は、単なる義務ではなく私たち一人ひとりがより良い社会を築き、未来を創造するための大切な役割を果たしているのだと改めて実感しました。
最後に、私たち若者にとって、政権というものを身近に感じ社会について考える機会となりました。
この気持ちを胸にこれからも勉学に励み、将来社会に貢献できる人になりたいです。





