堀江 莉望
最近になって、(定額減税)という言葉をよく耳にするようになった。色々な税があり、新しい税金が出てきたという感じがした。そんな時、母が「物価が上がり、同じお金で購入できるものが減ってきたよ」と言っていたのを思い出した。それなのに、また税金として納めるのだろうなと思った。しかし、定額減税は、その物価上昇によって落ち込んだ経済を再生する目的で、みんなが平等に減税できるというものだった。驚いた。税金の本質と社会の変化に柔軟に対応できる日本がすごいと思い、うれしくなった。他にどんな税があるのだろうと夢中になって調べた。消費税、所得税、法人税、ふるさと納税といった様々な税金について学べ、これからの税収がどのような医療、社会保障、公共サービス、教育など、どれをとっても私たちの生活にはなくてはならない存在になっている。税金の存在がなければ、すぐに使える収入が増えるけれど、万が一の時に助けてくれる術がないと感じ、税金の不可欠さを身をもって感じた。今回の減税もそうである。今年1年限りではあるが、みんなワクワクしている。ショッピングセンターに行っても定額減税セールといったコーナーも出来ていて活気付いていた。これが未来の狙いの経済を回すということだと思った。私は4人姉妹なので減税額も多くなるので、その減税を貯金に回すことなく、本来の目的の通り、地域の活性化のために使いたいと思うと母は言っていた。
では、なぜ税金を支払うとき、損をしているような気持ちになるのでしょうか?本当に損をしているのでしょうか?よく考えたいと思う。税金が高いことで有名なデンマークの記事を目にした。消費税で25%も払っているようだ。しかし、本当に人々は高すぎると不満をもっているのだろうか?それで生活が成り立つのだろうか?と同時に幸福度が高い国の上位に常にいることも分かった。どうやら、税金が高いことに対する不満度は比例していないようだ。それは、医療や教育、介護は無料で、子育て世帯だけではなく、高齢者にも優しい政策が魅力的であると国民は感じているからではないでしょうか?日本も同じように思ってもいきなり25%になるのには良い面が分かっていても賛否両論があると思う。「みんなが一人のために、一人がみんなのために」税金は、こんなにもお互いを思いやる精神に基づいた素晴らしい考えであることに気が付いた。税のシステムや国の将来について関心を持ち考えていくことは大事であり、その使い道が国民全体の価値のあるものである必要がある。選挙もその一つであると私は考える。選挙を通じて適切な代表者を選び、私たちの意見を政策に反映してもらいたい。今は、恩恵を受ける事しか私には出来ないけれど、これからしっかり勉強をし、しっかり働く納税者に私はなりたい。