和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県租税教育推進連絡協議会賞
税の恩返し
紀美野町立美里中学校 3年
林 和馳

私は毎日地元の中学校で学んでいる。夏休みに入る少し前、公民の授業で児童労働をしているガーナの子どもたちの映像を見た。地方から都市部の農園に出稼ぎに来る子どもたち。収入のほとんどは親へ仕送りし、手元にはほとんど残らない。当然、学びたくても、お金はなく、時間もない。

しかし、私たちの住む国日本では、小中学校で必要な授業料や教科書代、今では必要不可欠になったエアコンの電気代など勉強を快適にするための費用は、全て国民の血税で賄われている。税金は、私たちの日常生活にたくさん使われ、国民に良い影響をもたらしている。

けれどもガーナでは、どうだろうか。調べてみるとガーナでも税金は取っているらしい。だが財政が厳しく子どもたちのために税金を使う余力がないため子どもたちは働くしかないということだそうだ。

もし私がガーナで生まれ、貧しく都市部の農園に出稼ぎにいく人生を送ったのなら一生を通して貧しいままだろう。子どものころから勉強をしないと頭が発達しないからだ。つまり、子どものときは、勉強に集中するべきだ。

日本は、子どものときの教育に力を入れるために税を使用している。6~15才まで学校で心配なく勉強をする環境が整っていると思う。

私は、まだ消費税しか納税をしたことがない。今はまだ、税金の恩恵のみを受けることができる期間だと思っている。たくさんの人の血税によって勉強をさせてもらうことができる。だからこそ将来たくさんの税金を国に納税するために、今は、勉強に打ち込んで高校や大学に進学していきたい。みなさんの税を使っているのに何もせずダラダラと生きることをやめて国や未来の子どもたちに対してたくさんの恩返しをしたい。

また、ガーナの子どもたちのように正当な教育を受けることができない子どもたちを助けるために、自分に余力があれば募金や寄付、ボランティア活動なども積極的に参加していきたい。私が今、あたりまえにさせてもらっていることに感謝しながら、勉強し、たくさんの人を助ける社会人に成長していき、健康を大切にして、無駄なことに税金を使用してもらわないように、自分でけがをしないように気をつけたり、学校の節電もしっかりしていきたい。

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