和歌山県租税教育推進連絡協議会

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近畿納税貯蓄組合総連合会会長賞
祖母と介護保険
近畿大学附属新宮中学校 1年
丸山 葵保

私の祖母は数年前に腰椎圧迫骨折という怪我をして、その後姿勢性脊椎後弯症になり大きな病院で14時間もかかった手術をしました。リハビリを頑張り杖を使用して歩くことが出来るようになったのですが、今度は国の難病指定になっている病気になってしまいました。体が不自由になったうえ、話すことも不自由になり日常生活のほとんどで介助が必要になりました。市町村に介護認定の申請をして、認定され介護サービスを活用する事が出来るようになり、自宅で電動ベッドや歩行器等を使用しながら祖父が介護をしています。ベッドや歩行器等の福祉用具の貸与、理学療法士や言語療法士による訪問リハビリ、訪問看護、デイサービスいろいろな専門分野の方々に助けてもらいながら不自由な体で毎日生活しています。たくさんの介護サービスを受けているのでお金がたくさんかかるのではないかと思いました。話を聞くと福祉用具は1ケ月借りても2,000円ほど、デイサービスも月に4回行っても7,000円ほどだと聞きました。

介護が必要な人の為に介護保険があると知り、私なりにどのような保険なのか調べてみました。介護保険にかかる費用の半分は国や都道府県、市区町村の公費、残り半分は被保険者が納めている保険料でまかなわれていると分かりました。税金と保険料によって成り立っているという事を知りました。介護サービスを利用した時にかかる費用(自己負担分)は所得に応じて1割から3割で、残りの7割から9割の費用はこの介護保険によってまかなわれているということです。だから自己負担金が少なくいろいろなサービスを利用出来るのだと分かりました。

現在、後期高齢者社会になりつつあるので介護保険や医療保険を使う人々が多くなり今後も税への負担が大きくなると思いますが、私たちもきちんと税金を払い皆さんがよりよい生活が出来るようになればいいと思っています。

祖母は8月1日から1週間ショートステイに行きました。皆さんとても親切で、よくお世話をしてくれたと言っていました。9月も行きたいそうです。介護サービスを受けながら祖母が元気になってくれたら嬉しいです。

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