谷口 奈津実
国が主体となって行っている医療制度にはさまざまなものがありますが、その中の一つに、難病患者に対しての助成があります。
私の弟は、生後4ケ月で心房中隔欠損症(ASD)と診断されました。先天性心疾患の一つで、心房中隔と呼ばれる壁に穴があいている病気です。弟の場合、その穴が大きかったため、自然閉鎖は見込めず、3才になる直前に閉鎖術を受けました。
その手術には300万円かかるそうです。しかし、難病指定がされていると医療費助成制度の対象になるためお金の心配はなく、手術を受けることができました。そのときの診療明細書も見せてもらいました。8枚もあり、使用した薬剤などがたくさん書かれていて、こんなにもたくさんのものが必要なのかと、とても驚きました。ですが、自費になっていたのは、ほんの少しだけで、その医療制度のありがたさを実感しました。
他にも弟は、生後2ヶ月のときに肺炎になりました。それから、RSウイルスにかかると肺炎になりやすいため、それを予防するための注射(シナジス)を受けました。しかし、二度目の肺炎になるなど、心房中隔欠損症の手術を受けるまでにも、小さな体でたくさんの試練を乗り越えてきました。
私は、弟の経験を通して、健康に生まれてくることが当たり前のことではないということを実感しました。
そして、医療制度のありがたさを感じました。今回、その医療制度の財源の中心となっているのが、税金であると知りました。税金によって助けられる命がとてもたくさんあると思いました。
これからも、このような医療制度が続いて、多くの命が救われるようになってほしいです。
そのために、私にできることはなんでしょう。
私たちに一番身近な税金の使い道は、教育費だと思います。教科書などを大切に使うようにしたいです。医療費なども、一人一人が健康に気をつけるようにすれば、必要最低限に抑えられると思います。
将来は、私も納税者になります。自分自身のためにも、誰かのためにも、豊かで暮らせる社会のため、責任をもって行動できるようになりたいです。

