和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県知事賞
税金のおかげで
広川町立耐久中学校 2年
北山 実優

私の住んでる町は、自然豊かな広川町というところです。広川町は医療費や毎日学校で食べる給食費など、町が負担してくれています。これらはすべて、私たちがはらっている“税金”でまかなわれています。私たちにとって税金は本当になくてはならないものだと思います。

私の祖父母は仕事を退職し、今は年金で暮らしています。旅行に行ったりしてとても楽しそうです。祖父母がこんなに充実して暮らせているのは税金のおかげです。そして私の母は教師で、毎日生徒の話をにこにこしながら話しています。税金がなければ私は生活できていないかもしれないです。

私は身近に税金が関わっていることをよく分かっていませんでした。でも学校で税金がなければどうなるのか学びました。道路はでこぼこで学校に行けない子供ばかりになっていました。また人災や事件が起こっても助けてもらえないなど税金のない世界はとてもいやだなと思いました。

世界の幸福度ランキングを見ると、1位フィンランド、2位デンマークと北欧諸国が多いです。上位の国に共通することは消費税が高いということです。消費税が上がることに良いイメージがないかもしれません。しかし消費税が高い分、メリットもたくさんあります。1つ目は社会保障の充実です。消費税が25パーセントのスウェーデンは教育費が大学まで含めてすべて無料で、医療費も18歳以下は無料ととても充実しています。2つ目は公共事業や復興費用の財源を確保できるところです。消費税は公共事業に使われることもあります。なので私たちの生活の利便性も上がり、自然災害による被災地の復興費用を確保しやすくなります。このように消費税が上がることによってさまざまな面でメリットがあります。

今の私が「税金といえば」と聞かれていちばんに思いつくのは消費税です。買い物をするときなど、直接自分に関わっているからです。8パーセントから10パーセントに増税するとき、正直嫌だなと思ったけど消費税が高いことのメリットを知って、考え方が変わりました。国民が納めた税金が周りに周ってさまざまな面で自分に関わっていることを知りました。改めて知ったことを忘れずに、クラブや勉強など一生懸命取り組みたいと思う。そして次は自分が税金を納めて、国のためになりたいと思う。

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