和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県知事賞
私たちの町をよりよくする税金
日高町立日高中学校 1年
嶋田 倫也

今年の夏は特に暑い夏でした。学校では人が多くあつまるので教室はとても暑くなります。クーラーがなくては生活できません。

父や母の中学生の時は学校にクーラーがついていなかったそうです。母は「昔は今ほども暑くなかった」と言います。それでも、夏休みの前後は暑くて授業に集中できなかったと言っていました。しかし、今は学校のどの部屋にもクーラーがあります。全教室にクーラーを設置するには大変な費用がかかるはずです。その費用は税金から出されています。クーラー以外にも、いろいろな学校の設備や図書の本なども税金でまかなわれています。私たちの町の税金は私たち町民が楽しく生活して喜びを感じられるように使われるべきだと思います。教室にクーラーがあるおかげで暑いときでも私たちは学校で快適に楽しく生活できています。

僕の住んでいる日高町では田畑で農作物がつくりにくくなってきています。なぜなら、鳥獣被害が増えてきているからです。よく猿のくじょに鉄砲をうつ人がきますが猿の数は減りません。せっかく育てた農作物を簡単に食べられるのはくやしいです。そこで、町の税金をつかって鳥獣くじょに力を入れてもらいたいと思いました。今、農業をする人が減っています。いろいろな原因があると思いますが、鳥獣の被害で作物が作りにくくなっていることも原因の一つだと思います。農家の人は皆困っています。父は稲が実りだす時期から収穫まで、鹿や猪・猿などに田んぼを荒らされないか心配しています。猪や鹿が入って食い荒らすので田んぼのまわりに網をはったりしています。しかし、網をはるだけでは、猿にはききません。まわりの田んぼを作っている人も同じように対策していますが、年々被害はひどくなっています。手間がかかるのに被害が防げず、放棄されて荒れた田畑も増えています。また、このごろ増えすぎた猿は凶暴になっています。昼間道路へ出てきたり、人がいても平気で姿をあらわします。おいはらいに行ってもにげなくなりました。人をおそうかもしれないと思うと、とても怖いです。僕の家は山の下なので人がいない時は家の前まできます。僕の弟はまだ保育園児なので、おそわれると一人ではにげられないので考えると本当に怖いです。

限られた税金をどのようなことに使うのかいろいろ考えて予算を立てていると思いますが、僕は、鳥獣被害の対策にも使って、住みやすい町・住んでいる人が喜んで働き生活できる町にしてほしいです。

税金を私たち、住んでいる者のために良く使ってくれるなら、僕は将来きちんと税金を納めたいです。

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