早稲田 愛子
平成最後の夏、広島岡山愛媛を中心に西日本の各地で記録的豪雨が発生し、その被害は川の氾らんや土砂くずれ、多くの死傷者行方不明者を出し、平成に入って最悪の豪雨災害となりました。
その後私はある日の新聞で、広島県や岡山県の被災地の自治体に、ふるさと納税による寄付の申し込み額が昨年同月比で四十五倍にのぼっているという記事を読みました。その七割以上が返礼品のない災害復興支援金だったそうです。私はこのニュースが出るまでふるさと納税にふれる機会はありませんでした。
私はインターネットでふるさと納税と災害支援について調べてみました。すると平成三十年七月豪雨ふるさと納税を活用できる「災害緊急支援募金」を開設などさまざまな項目がありました。その中で私が一番印象に残った納税サイトがあります。
西日本豪雨災害支援も!変わる「ふるさと納税」返礼品よりも寄付金の使い道で選ぶ」平成三十年七月豪雨の復興にも大きな力となるふるさと納税の支援金を被災地の自治体に代わって別の自治体が代理で寄付を受け付け、納税証明書の発行まで代行するのです。
熊本地震が起こった時、平成二十七年の豪雨水害で支援を受けた茨城県の境町の発案によって生まれたシステムだそうです。返礼品はありませんが全額が寄付されます。被災状況や寄付した人達からのメッセージも見れて思いにふれることができるそうです。納める人も受けとる側の人も暖かい心でつながることができると思います。私はこのことでふるさと納税が災害支援金としても使われていることを知りました。一生懸命働いて納めたお金がどの様な目的に使われているかが分かることは大事だと思います。
最後に私は、自分が住んでいる田辺市のふるさと納税の使いみちを調べてみました。一から五の使いみちが紹介されていました。その中の四番目に「元気かい!ふるさとの父、母、友よ~安心して心豊かに暮らせるまちづくり事業」という項目がありました。将来私達が大人になった頃の田辺は今よりも人口が減り、少子高齢化が更に深こくになっているかも知れません。田辺から都会に出て生活している人達がふるさと納税をしようと思った時、人気のある返礼品がもらえる自治体も魅力的ですが、古里田辺の梅干を味わいながら子供の頃を思い出すのも良いと思います。
そして、私もそうありたいと思います。