和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県租税教育推進連絡協議会賞
海岸清掃から考える問題
和歌山県立熊野高等学校 1年
下出 京季

先日、私は地域の海岸清掃のボランティアに参加しました。 朝早くからたくさんの人たちと一緒に海岸に落ちているごみを拾いました。 実際に歩いてみると、思った以上に多くのごみが落ちていて、その中でも特に目立ったのがペットボトルの多さでした。

今では、私たちの生活に欠かせないペットボトル。 コンビニや自動販売機などで手軽に買うことができ、軽くてどこでも持ち運ぶことができるので、多くの人たちが使っています。 しかし、便利さの裏には大きな環境問題があります。 使い終わった後にきちんと捨てられなかったペットボトルが海に流れこむと、魚やカメなどの海の生き物が飲み込んでしまい、命を落とすことがあります。 このような問題を解決するためには、税金が使われています。 例えば、ペットボトルを回収するリサイクルセンターの運営費や、ごみ処理場の整備、そして私が参加したような海岸の清掃活動などに使われています。 このようなことができるのは、私たちが税金を払っているからです。

税金は、道路の整備や学校の建設、福祉だけでなく、自然環境を守るためにも使われています。 そして、将来はペットボトルに特別な「生産や消費によって生じる汚染物質の排出量の削減を目的として、汚染物質の排出量に応じて課す」という意味の「環境税」をかけることで、リサイクルを進めたり、マイボトルを使う人を増やしたりできるかもしれません。 また、温室効果ガスの削減が進み、地球温暖化への対策にも繋がると考えました。 よって、税金はただ取られるお金ではなく、私たちの未来や自然を守るために使われる大切なお金だと思います。

私は、今回海岸清掃に参加して、税金は私たちの生活だけでなく、海や生き物の命を守るためにも大切なものだと気づくことができました。 これからはペットボトルの利用を減らして、なるべくマイボトルを持ち歩くことを心がけたいし、ごみの分別をきちんとしたりして環境を守る行動をしていきたいです。

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