上野 稜真
税金の使われ方や税金の種類はさまざまな物があるが、その中でもあまり詳しくは知らなかった平和を維持する税について考えてみた。
自分は自衛隊の航空祭などによく参加するのだが、そこでいつも目にする戦闘機やブルーインパルスなどの機体の購入やメンテナンス、燃料代などは誰が払っているのだろう。あまりそういうのを気にしてこなかった。
そういえば最近防衛費を増額するというニュースを思い出した。そうか、これらすべては税金で賄われているのか。
この国は自然災害が特に多い。そういった意味で自衛隊の活動を目にする機会も非常に多い。
しかし、災害派遣だけが自衛隊の任務ではないのも確かだ。日本の領空や領海に侵入する国籍不明機などを未然に防ぐ事も任務だ。国籍不明機へのスクランブル発進の回数は決して少なくなく、去年(2022年度)のスクランブル発進の回数は778回だった。1回のスクランブル発進に必要な費用は約800万円かかるそうだ。アラート任務は当然危険が伴う過酷な任務だ。命をかけてこの日本の平和と安全を守ってくれている自衛隊に感謝しかない。
自衛隊が十分に力を発揮できるのは当然ながら税金があってこそだ。この国は税金で守られている事を改めて実感した。
自分が普段払っている消費税などの税金は国の平和という形で返ってきているのだなと感じた。よく消費税などの増税反対などという言葉を耳にするが、納税した税金の使われ方があまりはっきりとわからないからそう感じる人が多いのかなと思う。
しかしながら何気ない平和な日常を送れている事こそが最高の納税の恩恵だと思う。
自衛隊の基地や駐屯地などでのイベントやブルーインパルスの展示飛行は国民への自衛隊の広報活動という面が大きい。
税金の使われ方の一例として目に見て非常にわかりやすいと思う。
納税するということは自分たちの住む日本の平和を守り、今とこれからの将来を支える重要な要素という事を理解して皆が納税の義務を果たすことで、今もこれからもよい国を実現できると思う。