和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県租税教育推進連絡協議会賞
税金の無駄遣い
和歌山県立日高高等学校 1年
山戸 こころ

「水を燃やすのに1兆円かかっている」こんな記事が目に入ってきた。どういう事なのか気になり読んでみると、燃えるゴミとして捨てられる生ゴミの80パーセントは水である。それを燃やし、処理するのにお金がかかっている、という事だそうだ。

さて、先に述べたゴミ処理にかかっている「お金」というのはどこから出されているのだろうか。それは、私たちが納めている税金である。

燃えにくい物質である水が、燃えるゴミの中に多く入るために、多くの税金が使われてしまう。これはとても勿体ないことだと感じる。

では、どうすれば良いのだろうか。生ゴミに水分を入れない為に、生ゴミ処理機を使う、という方法がある。生ゴミ処理機とは、生ゴミからほとんどの水分を飛ばし、約70パーセントの重さにすることができる機械である。これを使うことで、生ゴミが乾燥し、粉々になることで、畑の肥料にすることも出来るそうだ。ゴミがゴミで無くなるので、もちろんそれを処理するお金もかからない。

しかし、このような機械を購入するのは簡単では無いだろう。そのような時は、水気は多いものは絞る、すぐにゴミ袋に入れず乾燥させる、など少しでも生ゴミから水分を減らす事でも効果はあるそうだ。小さい行動ではあるが、多くの人がその小さい行動を起こせば、かかるはずだったお金を減らすことが出来る。

日本の税金は高い、ということを耳にする事はないだろうか。私はニュースや新聞、ネットの記事などで「税金が高すぎる」と嘆く人を見たことがある。

しかし、先に述べたような小さな行動で使う税金を減らすことができるのだ。使う税金を減らすことが出来たなら新たな必要な場所へ、そのお金を使うことが出来る。そういったことを積み重ねていくと、「税金が高すぎる」なんて事は無くなるだろう。

今回はゴミ処理にかかる税金の話であったが、他にも私たち一人ひとりの行動によって使う税金が抑えられる、という事は沢山あるはずだ。私は、税金がどのように使われているのかを知ること、私たちに出来ることがないか考え、生活の中の一つひとつの行動を見改めていくことが必要であると考える。

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