和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県知事賞
税金なんて…
和歌山県立耐久高等学校 1年
亀井 楓花

最近、私の住む地区で火事がありました。外は暗く、午後8時頃でした。私の父は消防団に属していて、急いで制服を着て現場に向かいました。私達は父に続き、知り合いの家か心配だったので、向かいました。近づくにつれて夜空に白い煙が姿を大きくし続けていました。警察の方や消防の方々が消火活動や警備にあたっていました。次々と応援の消防車が来る中、私はふと小中学校の頃にみた「税金が消えたら」というテーマの動画が頭をよぎりました。「これみたことあるよ。」友達と話したことを覚えています。その動画のシーンで、主人公の家が火事になり急いで119番を押した主人公の男性。「た、助けてください!大至急・・・。」すると消防士は「コースを選んでください。」なんと火を消す方法一つ一つにお金を請求していました。私は、助けを呼べばすぐにかけつけてくれることが当たり前だと思っていたので初めてみたときは衝撃でした。

火事の他にも、無料が当たり前なことも税金が消えれば有料になるでしょう。「税金がなくなればいいのに」と思っていた私ですが、何回も税の授業を重ねるうちに税金はなくてはならないものだなと感じるようになりました。少しでも多くの人に「税金ってすごい!」「自分も納めていこう!」と思ってほしいと心から思っています。

話は戻りますが、その火事は無事火が消しとめられ、死傷者がでずにすみました。もし、学校でみた動画の状況だと、火はたちまち燃え広がり、被害がたえなかったでしょう。そう考えると怖いですね。

このように、学校で何度も何度もうける税の授業のおかげで、税金に対しての考えを変えてくれたり、将来に私達がするべきことを教えてくれたり、色々なメリットがあります。その授業を前向きに受け、立派な大人になるべきです。私達の一生の相棒である税金。2019年には、日本でコロナが流行して大変でした。そんなとき、助けてくれたのが税金で、入院費やGOTOトラベルキャンペーン、学校へ消毒アルコールの設置、マスクの配布。たくさん使われていました。この先、どのような出来事がおこるか分かりません。税金はきっと私達を手助けしてくれるでしょう。

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