和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県租税教育推進連絡協議会賞
水と葉と木
和歌山県立耐久高等学校 1年
長岡優伽

東京オリンピック。新型コロナウイルス感染症の影響で暗い雰囲気だったニュース番組がオリンピックの話題で明るくなったのが、私はとても嬉しかったです。

私は、バレーボール部に所属しています。その影響もあって東京オリンピックのバレーボールを見るのが本当に楽しみでした。バレーボール日本代表の選手の方々のプレーに私はとても感動しました。他の競技でも選手達が輝いて見えました。私は、この東京オリンピックでたくさんの感動を、そして勇気をもらいました。東京オリンピック、パラリンピックに関係した方々に感謝を伝えたいです。

感謝を直接伝えることは難しいからまだ学生の私に何かできないだろうかと考えていました。ネットで調べた結果、税金がオリンピック、パラリンピックに利用されていることが分かりました。これであれば私もできるだろうかと思いました。私が身近に納めることのできる税金というと消費税だと考えます。このような小さい所からしていこうと思いました。

税金を納めることでたくさんの人の役に立ってほしいと願います。例えば、スポーツをしている選手が海外での経験を積めるように海外遠征をするための費用にすることや少子高齢化で働く人々が減る中での未来の子供達の教育費の負担をすることがあります。また新型コロナウイルス感染症の最前線で戦っている医療関係者の方々への支援やワクチンの調達の費用、自宅療養中の方々への支援も実現できるのではないかと考えます。税金を納めることで未来への希望の道ができるのではないでしょうか。

これまでのことを私なりに例えで分かりやすくまとめてみました。道端にある一本の木を思い浮かべてください。木は葉がなければ見た目が寂しく感じます。また、葉は水がなければ成長しません。木自体、水がなければ成長できません。では、これを踏まえて水を「税金」と仮定して下さい。そうすると、水をいいかえて税金がなければ、「葉」いわば私達を日頃から助けてくれる医療費負担やゴミ処理、警察などが機能しなくなります。ということは「木」いわば私達の普通の暮らしがなくなります。だから私達が税金を納めるのは「葉」というサービスをたくさんつけた立派な「木」という名の普通にするためなのです。

だから、私も水やりをたくさんします。私が個人でできることは消費税を納めることくらいです。しかし、家族とふるさと納税をしてみることや、学校で税金について学び将来きちんと税金を納める準備をすることなどをしてみます。

税金を納めて、全ての人々が幸せだと言えるようになれるのかもしれないと考えると自然に税金への考えも変わるかもしれません。

税金で世界中に立派な木ができた時は、人々が声をそろえて幸せだと言うのでしょう。

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