佐々木 亜里沙
私たちが健康で文化的な生活を送る為に、税が必要になります。私はまだ高校生なので、、払っている税は、主に消費税です。この、私たちにとって最も身近な消費税は、平成元年で見ると、3パーセントから始まっています。それから徐々に上がってきて、令和元年の時点で消費税が10パーセントまで上昇し、私は最悪だと思いました。しかし、なぜほんの30年の間でこれだけ違うのかを考えたとき、税に対する感じ方が変わりました。
自分なりに調べてみると、消費税は基本、社会保障という税金に回されていること、社会保障は、年金や医療、介護などに払われるお金のことだと分かりました。このうち、年金に払う分が多くなったのは、平成から令和にかけて高齢者が増え、さらに今もなお高齢化が進んでいるということなのです。では、もし税金が無かったらどうなるのでしょうか。例えば、年金が無い場合、私たちの祖父母の世代は、若い頃に十分に働き、納税してくれたのに、今、国からお金を受け取れなくなれば、生活が困難になります。また医療という観点から考えてみると、自分が大怪我をしたときや、病気にかかり、治療費や入院費が必要になった場合、全て自費で負担しなければなりません。私もこれまでに何度か病院を利用したことがあるため、社会保障が役立っていたことを知り、税金の重要さを実感しました。
これから大人になっていくにつれて、私も払う税は多くなってきます。私は、夢を実現させ、職に就くことで所得税を払ったり、お酒を飲むようになり酒税がかかったり、車にも乗るようになり自動車税を払ったりするようになると思います。現代の大人たちの中には面倒だな、子供の方が楽だな、とマイナスに思っている人もいると思います。しかしよく考えると、自分が払った分、しっかりと世の中に活かされているのです。
使い道として最も多いのは社会保障ですが、他にも道路整備や学校教育などがあります。このおかげで私は今、整備された安全な道路を通り、学校に通えています。そして、私たちも教育を受け、就職し、働くことで税を払い、将来の子どもたちの暮らしに繋げることができます。つまり、税は過去、現在、未来を生きる全ての人たちのために循環しているのです。
これまで暮らしやすい社会を創ってきてくれた人たちのために、そしてこれからも明るい社会が続くように、私は立派な納税者となり世の中を支えていきたいです。