亀井 光咲
人間は水がないと活動できなくなります。それと同じように税金がないと社会が活動できなくなります。人間にもいくつかの栄養素があるように税金にもたくさんの種類がありますが、欠けてしまうと過ごしやすく安定した社会にはならないのです。だから税金は無くてはならないのです。税金は私たちが納めていますが、私たちのためにも様々なかたちで使われています。税金が最も多く使われているのは社会保障関係費ですが、医療や年金、介護、生活保護、社会福祉など私たちが高齢者になっても安心できるようになっています。他にも、私たちが安全に暮らすための警察や消防、私たちが健康に過ごすための環境衛生や公立学校に通う児童、生徒の教育費など、私たちの生活を税金が支えてくれています。
税金と聞いて身近に思い浮かべる税は消費税だと私は思います。なぜなら消費税はテレビなどのメディアでとりあげられていたり、自分が買い物をする際に自然と知ることができるからです。だから、小学生でも消費税という言葉だけは知っていると思います。しかし、消費税は身近な税でありながら、あまり好まれていないと思います。そこで、消費税のメリットとデメリット、消費税について考えてみました。消費税のメリット一つ目は、少子高齢化社会で働く若者だけが負担を背負うのではなく、所得は少なくても貯蓄はある高齢者にも課税できるので公平な税だということです。二つ目は消費税が増税されても働く意欲が低下しないということです。所得税のように累進課税で働けば働くほど税率が上がるのではなく、消費税は増税はあっても税率が常に変わることはないので、所得税のように働く意欲の低下にはならないと思ったのでメリットだと考えました。
次にデメリットを考えてみました。一つ目は、消費税の増税は消費者と低所得者への負担が増えるということです。私は母子家庭なので消費税が五パーセントから八パーセントに増税されたときに家計に負担が増えたように感じました。二つ目のデメリットは、増税により消費者の消費が減り企業側が負担を背負うことです。三つ目は、増税前の消費者による駆け込み需要の反動で景気が悪化してしまうということです。しかし、これはメリットでもあると思います。なぜなら、消費者は増税前に買い物を多くしようとするので、一時的に景気が良くなるからです。ですが、反動が大きいとデメリットになってしまうのでメリットかデメリットで決めるのは難しいと思いました。
このように私が消費税について考えようと思ったきっかけは、身近な税であるのに詳しく知らなかったのと今年、消費税を十パーセントに増税というニュースを見て気になったからです。今までは税について学習し知識を得ても何となく納めていましたが自分たちが社会を支えると自覚し納めたいと思いました。