和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県知事賞
高齢化社会と税
和歌山県立那賀高等学校 1年 坂上 陽菜

一昨年、消費税が五%から八%に増税されました。

税についての知識がない中、なぜ増税する必要があるのか、増税をすることによって何が変わるのか気になったので調べてみました。

私の曾祖母は九十九歳です。現在は老人ホームで暮らしています。時々、様子を見に会いに行って話をしたり、部屋の片付けを手伝ったりしています。曾祖母よりも若い人も老人ホームで暮らしています。

祖母は七十五歳で、私の周りでも高齢化しているなと感じました。

現在、近畿で一番高齢化が進んでいるのは和歌山県です。和歌山県の高齢化率は二十七.五%で、高齢化率が二十%以上だと「超高齢化社会」に分類されます。

日本の平均寿命はここ三十年で十歳ものび、今では世界有数の長寿国となりました。その一方で、将来の働き手となる子供の出生率は急激に低下しており、現在では支え手が三人に満たない「騎馬戦型」社会で、将来は一人で一人のお年寄りを支える「肩車型」の社会がやってくるそうです。少子高齢化はますます進展していってしまいます。

そして、今まで以上に老人ホームや病院などが必要になってくると思います。そこで働く、お年寄りや体の不自由な人達をお世話にする介護士も必要になってきます。

高齢化社会を支えていくためには税金が頼りになるのです。この日本の状態を知り、より一層税金の大切さを実感しました。

だからこそ、納税の義務への認識を深めていくのがこれからの課題になってくるのだと思いました。

私は自分のためだけでなく、皆が生きていくために、豊かな社会に近づくために、責任を持ち税金を納めることができるような大人になりたいと思います。

今必要なのは、すべての人が税金について正しい知識を身につけることだと思います。

自分が納めた税金がどのようにしてどれだけが何に使われているのか、それを知ることができれば、税金についての興味や理解も深まり、考え方も変わってくると思います。

これからも税金のことについてもっと勉強し、国を支える力になりたいと思います。

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