和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県租税教育推進連絡協議会賞
私が考える税金の使い道
和歌山県立耐久高等学校 1年 石田 理葵

税金は、日用品などさまざまなものに含まれ、それを払っている分、少しでも多くの人が安全で楽しい生活を送れるようにするために使うべきだと思います。

実は、この平和で豊かな日本にも食べ物や住む場所がなくて困っている子どもが六人に一人という割合でいるのです。例えば、「食事が学校給食のみ」という子どもや「経済的な理由で進学を断念」といったケースも少なくないそうです。このような深刻な問題を抱え、日々過ごしている子どもは少なからずいるのです。そして、貧困の割合は年々増加し深刻化しています。私たちと同じ年齢の人や年下の人で、「学校に行きたくても行けない」「勉強したいけどできない」という人もいるのです。「日本に限ってそんなはずがない」と思う人もいると思います。しかし、これが日本の現状なのです。

私たちは、税金に支えられ生活を送っています。学校に当たり前のように通い、毎日当然のように食べています。だから、「もし、今の生活が逆転したら…」ということはあまり考えることはないと思います。私はこの作文をきっかけに考えてみました。しかし、今の生活が変わる事など考えられませんでした。

そこで、「私が考える税金の使い道」は、このように困っている人たちに一円でも多く援助するということです。もし、自分で使い道を決めれるなら、私は困っている人に一円でも多く寄付したいです。そして、今の日本の現状を変えたいです。食べ物を食べれなくなったり、住む所がなくなることは、自分自身や誰がいつなってもおかしくないことです。私たちがこのような豊かな生活を送れているのは税金のおかげといっても過言ではありません。

もしかすると、少しでも税金の寄付を増やせば、一人でも多くの人が食べ物を食べたり衣服を買うことができるかもしれません。自分たちがなるかもしれないからこそ、助け合いは必要だと思います。

高度経済社会成長時代があって、だんだん豊かになってきた日本。「貧しさ」という言葉とは無縁のように思われてしまっているかもしれません。だからこそ、一人一人の納税が、世の中の誰かのためになることを考え、私たちは、税金のありがたさについてもう一度考え直すことが必要なのです。

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