和歌山県租税教育推進連絡協議会

ホーム税に関する作文税に関する中学生の作文一覧 > 中学生の作文表彰作品
和歌山県知事賞
繋げる社会
和歌山市立河北中学校 3年 大瀬 ゆゆ

私の両親は共働きだったのでよく祖父の家に行きました。その時祖母は「私達は税金で食べさせてもらっているからゆゆも大きくなったら社会に役立つ人間にならないといけないよ。」と言うのが口癖でした。

私は三年間部活動に入ってバスケットボールの練習をしました。その時先生は学校の休みの日も全て自分達に時間を使ってくれました。自分達の力は小さいが先生の指導のお陰で近畿大会まで行くことが出来ました。

祖父も教師でした。今も卒業生が来て「今ある自分は先生の厳しい指導があったからどんなことでも耐えていくことが出来ました。」と言われた時、祖父はうれしそうでした。これが社会に役立つ仕事なんだと思いました。

今、税金のことを深く考えてみると当たり前に学校に行って勉強したり部活で怪我をした時も病院でお世話になったり登下校も安心して通学できるのも全て税金で賄われていると思いました。

今、世間でよく言う少子高齢化問題がクローズアップされています。私達が二十三歳頃六十五歳以上の高齢化率は三十%を超える超高齢化社会になると言われています。増々社会保障の費用が増えその費用を負担する働き手が減っていくということです。その財源の中心は税金です。大切な税金の使い道をしっかりと見守っていくためには社会に関心を持ち一人一人勉強していくのが今後私達に課せられた課題だと思います。

介護認定も和歌山は大変多いと聞いています。自分の住んでいる故郷は私達が守っていかなければなりません。将来社会に出て行っても和歌山に貢献できる人間になりたいと思います。なるべく地産地消をめざして地元で買い物をして地元に還元できるような生活をしていきたいです。

六月に消費税増税の延期を表明してから財源不足が言われている中、本当に「大丈夫なのだろうか。」と心配しています。「一億総活躍社会。」実現に向けてもっと国の借金が増えると思うので消費税という誰もが身近にある財源を確保し無駄な歳出を見直して皆が納得した税金の使い方をしてほしいと思います。

リオオリンピックの男子四百Mリレー銀を見てバトンパスのすごさに感動しました。四人が信頼してバトンを繋げたことがより大きな力となったのでしょう。

私達も一人一人の力を合わせて信頼し合って、今後産まれてくる子供達誰もが、生まれてきて良かったなと思える社会に、そしてここまで築きあげてくれた社会をさらに住みやすく明るい社会にバトンを繋げていきたいです。

税に関する中学生の作文一覧へ戻る